1.4.5 終了基準の評価とレポート
from 1.4.0 基本的なテストプロセス
終了基準の評価とレポート
テスト計画で設定した終了基準に対して、テスト実施結果、テスト進捗状況、欠陥の検出・修正状況が基準を満たしているか
テスト中で明らかになった仕様や顧客ニーズの変更で見直されることもある
テスト終了基準の評価のアクティビティ
テスト結果の記録をテスト計画作業で定義した終了基準と比較する
テストの記録から目的が果たされているか分析する
コードカバレッジ
要求や仕様に対するカバレッジが満たされたか
非機能要件のテストは十分か
組み合わせ要因を十分に網羅できたか
バグ管理図を使う
テスト消化率と欠陥の検出が想定通りだったか
欠陥か収束しているか
検出した欠陥がテスト目的通りだったか
UIテストでコンポーネントテストで出て欲しいバグが出ていないか
追加テストが必要か、あるいは定義した終了基準を変更すべきか判断する
残念だが当然……になってしまうケース
結果が終了基準を満たしていない
出た欠陥がそれより前のテストレベルで検出されるべきものが多い
終了基準見直しケース
設計当時から条件や前提が変わっている
重要なカバレッジはそのままに、それ以外の箇所を緩和する
ステークホルダにテストサマリレポートを書く
そのテストレベルを終了できるかの判定をステークホルダに報告する
概要報告という体裁をとっている
ここでのステークホルダ
このテストが終わった後に直接的・間接的に影響する関係者への報告